ブルーノ・ラージュ効果

1月にベンフィカは監督交代という博打にでましたが、Bチームから昇格し、暫定監督かと最初は疑いの目を向けられていたブルーノ・ラージュは近年の成功の鍵であった4-4-2への回帰で結果を出し、疑いの目を払拭しました。特に、2月10日のホーム、ナシオナル戦では10 -0で快勝。

30秒ほどで絶好調の左SBのグリマルドがセフェロヴィッチとの連携から抜け出し冷静にゴールマウスに沈めたのを皮切りに、セフェロヴィッチ×2、ジョアン・フェリックス、ピッツィ、フェロ、ルーベン・ディアス、ジョナス、ラファ、ジョナスという8人がゴールを決めるという爆発力をみせました。ハイライトはこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=K8bRh-saOf4&feature=share

冬の移籍市場では選手の放出のみで獲得はなし。そう考えると監督のラージュの効果と考えるのが妥当でしょう。今日は、ベンフィカの変化についてタラタラと述べていきます。4-4-2で中盤センターの枚数が1枚減り、その分CFの枚数が増えました。

現状では、GKヴラホディモス、A.アルメイダ、ルーベン・ディアス、フェロ(ジェルデウは負傷中)、グリマルドの4枚のDF、底にサマリス(フェイサは負傷中)とガブリエル、右にピッツィorサルヴィオ 、左にラファorセルヴィ、CFにセフェロヴィッチとSTにジョアン・フェリックス。クラシカルな4-4-2です。ただ、FW2枚は縦関係で攻撃時やカウンター時にフェリックスはトップ下に入ります。

ハイラインとハイプレスの意思統一が徹底されており、しっかりと2トップのセフェロヴィッチとジョアン・フェリックスが相手両CBにプレスをかけ、サイドにボールを蹴らせ、そこに両サイドも連動します。基本的に中盤センターの2枚でボールを奪取し、ガブリエルが奪った場合には、1本のパスで左サイドを駈け上がるグリマルドやラファを活用、相方のサマリスが奪った場合はシンプルに捌くこれが中盤からの組み立てです。

最終ラインにルーベンとフェロの若手コンビが入った場合には足元の技術が高く、組み立てにも意欲的なので、裏を狙うセフェロヴィッチや飛び出しの得意なラファに早いタイミングで入れることもあります。セフェロヴィッチが受けるとジョアン・フェリックスやピッツィがボールを受け、細かいパス交換で中央を攻略するも良し、上がってくるSBを使うも良し。RV政権のCFめがけてサイドから高いボールを放り込むサッカーと比べて遥かに進歩したとも言えます。

新たにフェロ、フロレンティーノ・ルイス、ジョタなど足元に秀で、Bチーム時代に監督の指導を受けた教え子たちがしっかりとデビューを果たし、先発で好パフォーマンスを見せ、安泰と思われていた先輩の座を脅かしているのも、新監督の効果でしょう。

ELのガラタサライ戦に至っては、スタメン11人の平均年齢は22.9歳、30代の選手はゼロでした。若手に経験を積ませながら勝ち点を積み重ねていってくれれば、何も文句は言えません。

ジャルデウ、ジョナス、フェイサなどの重鎮と若手を上手く使い分け、リーグ奪還、EL制覇、ポルトガル杯優勝を期待してます。

5月に優勝パレードいけますように。余談ですがこれだけ短期間でチームを変え、結果を残している若手監督をハゲタカが放っておくはずもなく敏腕代理人のメンデスが顧客にしようと接近している模様です。

フロレンティーノ
フェロ

以上。ブルーノ・ラージュに監督が交代してから色々上手く行き過ぎていて何だか不安な気もしていたり。

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Jumpei Fujita

リスボンダービー

今日の26時30分からスポルティングCPとベンフィカによるリスボンダービー(デルビー)があります。アウェイに乗り込むベンフィカは第19節までで勝ち点44、スポルティングは勝ち点39、同49で首位につけるFCポルトにこれ以上差をあけられない為にも両チームともに勝ち点3を狙う熱い戦いになることは間違いないでしょう。3節のダービーではルイス・ゴデイーニョという救いようのない審判に試合を壊されかけましたが、超新星のジョアン・フェリックスのゴールで土壇場で勝ち点1を分け合うことになりました。

今日の試合でも間違いなく注目選手の1人です。順番がやや前後しますが、招集メンバーはこちら。GK:スヴィラール、ヴラホディモス。CB:ジャルデウ、ルーベン・ディアス、フェロ。SB:アンドレ・アルメイダ、グリマルド。DMF:サマリス。CMF:ガブリエル、ジェドソン、クロヴィノヴィッチ、右MF:ピッツィ、サルヴィオ。左MFラファ、セルヴィ。ST:ジョアン・フェリックス、ジョタ。CF:セフェロヴィッチ。私の予想はこちら


4ー4ー2

前回の対戦からどちらも監督交代が有ったのは珍しいですが、ベンフィカはブルーノ・ラージュにして4ー4ー2に回帰したことが調子を取り戻した要因と言えるでしょう。ただ、ジョナス、ジヴコヴィッチ、フェイサ、コンティを欠き、アルファ・セメード、CFのフェレイラ、カスティージョを出しているのでメンバーはかつかつです。CBにはBチームの主将フェロ、本職は左WGのドリブラーのジョタなどフレッシュなメンバーも入っています。

このブログにしばし登場するフェロ
得点力に優れるWGのジョタ

ルイ・ヴィトーリア時代の後半で用いられた4ー3ー3から近年のベンフィカを象徴する4ー4ー2への復帰という大きな変化が有ったこの1か月のベンフィカ。今日は真価が問われます。システム変更で最も恩恵を受けている2人を今日は注目選手をしてあげようと思います。まず、前述のジョアン・フェリックス。左WGでプレーすることの多かったシーズン前半戦では光る、散発的に光る才能は見せていたものの、純粋なWGの後塵を拝していた神童はSTというより中央(ゴール)に近いポジションを与えられ、水を得た魚のように輝いています。ジョナスのようにファジーな位置でボールを受け、味方とワンツーやスルーパスで相手の守備陣を崩すだけでなく、DFラインの裏に抜ける動きや、ファーサイドに飛び込むCFのような動きも見せるようになりました。ここ6試合で4ゴールと絶好調なので厳しいマークが予想されますが、それを掻い潜って決定的なプレーをしてくれることでしょう。ビッグゲームで萎縮するようなタイプではないので、今日もゴール期待してます。

続いてこの人。背番号14番セフェロヴィッチ

4番手として開幕を迎えたスイス代表。ウクライナリーグ得点王、チリの点取り屋、ベンフィカの10番との競争に勝ち、今はCFの軸となっています。利他的な精神を備え、プレスのスイッチを入れる役目や、小柄な選手の多い前線で1人身体を張るなど汚れ役をこなしつつ、ここまでキャリアハイの13ゴールをマーク。たまに言われる「精神面での未熟さ」もここまでは見られません。ジョナスと組んだ昨シーズンの前半戦でも得点をしたようにセカンドトップとの相性の良さはピカイチ。裏に抜ける動きを繰り返し、DFラインを下げ、フェリックスやピッツィが入ってくるスペースを作ることが出来ればベンフィカのペース。またホームのスポルティングCPはリスクを犯してある程度ラインの設定を高くすることが想定されます。ハイラインとセフェロさんの相性は抜群なので、そうなればこっちのものですね。逆にガチガチに引かれると足元に秀でた選手ではないのでやや部が悪くなるでしょう。裏抜け又はニアへの飛び込みといった得意な形でゴールをこじ開けてくれることを期待してます。

以上です。セフェロヴィッチ、フェリックスの2ゴールでベンフィカが2ー1で勝つと予想して、ぼちぼち寝ます。

ではでは。

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